君の
淋しげな横顔をみて

自分は人であったと認識する


僕は
そんな君をみて

自分を嫌わずにすんでいる


例えばこういうものから
僕は力をもらうんだ





毎日1








はなをこえて

しろいくもが


くもをわって

ふかいそらが









「銀ちゃあん」

「はーいー」

「ちゅう」

「んん」



聞いてくださいこの二人
四六時中も一緒にくっつきあい

最近、僕はこの環境に慣れてしまいました






さっきまでガムみたいにいちゃいちゃしてたくせに



「銀ちゃんなんか死ねばいいネ!」

「ちが、お前人の話聞けや!」




今度は何したの?

なんだって銀さんの首すじにあれが





「ちげーつってんじゃん」





やめてよ神楽ちゃん

この人君がいなくなったら

かさぶたみたくなるんだから





そういうとどこか遠くへ





銀ちゃんとはじめてデートしたところ

それがここの公園

それは2年前から何もかわらなくて

泣き虫なわたしをやさしくみまもってくれる

マミーのひざのうえみたいなところ




今 抱きしめて
さらってもいいんだよ






すぐに


笑うよ








銀ちゃんずるいよ

だってわたしはこんなに










それでも愛することを止まない

愛のただ中なんて

ほんとに短い





不安と闇の中にビン詰めされたみたい











「かぐら」




「ほら、早くかえろ。飯だぞ」









「いやアル」

「何がいやアルだよ」




銀時はそう言って

目元にしわをつくって微笑んだ

神楽を背中に背負って

まるで親子みたいな会話を5つくらいした




そうか

わたしのほうがまだまだわがままだ

銀ちゃんの首筋のキスマークも

ほんとはただの虫さされだってことも





神楽は銀時の後ろ姿を黙って見つめていた

すると銀時が後ろに両腕をまわし

神楽は軽々と飛びついた




ケンカした後のおんぶやだっこ

あなたのごめんねの不器用なかたち



銀ちゃんの首筋をみつめていた

わたしはね。銀ちゃんの広い胸板と背中がすき









銀ちゃんは?









「なあ神楽」

「なにアル」

「帰りさあ、パフェ買ってっていい?」

「ん」

「よっしゃ!」





またほら 笑った

わたしのパピー笑ったら銀ちゃんみたいに

目元にしわができるの

マミーもそこは好きだって言ってた





「お前なにジロジロ見てんだよ。銀さん恥ずかしいだろうが」

「でも銀ちゃんわたしとえっちするときは恥ずかしがらないある」

「・・今腹ん中のガキ聞いてるわ」

「でも赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいる時は記憶ないね」






「・・わかんねーぞ?」



一組の男女が幸せそうに笑いあうのを
道端のかえるがそっと見守っている



無関心を装ったこの幼い愛を

乗り越えて ようやくにここまでは来た


聞こえゆくさまざまな声の中

むらさきのはっぱの つゆくさの下で

目をふせ 身をふせ くちづけを交わす




今はただこうして君が行こうとする道を

歩き 休み 支えたく思う





夢のほとんどは叶わないと

知っている自分は

強く願えば夢は叶うなんて

本気になって言う事は出来ない



だけど夢のほとんどは叶わないと
言うと


君は悲しい顔をするから


それだけでも
心が風邪をひいたみたいに

切なくなってしまうから





「神楽あ」

「むうー」

「愛してるぞ」

「銀ちゃん」
















07.05.16

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