非日常2
ずっとずっと
この先も
酢昆布が好きな
ただの怪力娘として
居てくれたらよかったのに
「オイ」
「ん・・」
「怖いか?」
「・・ちょっとだけ」
「そっか 成る丈ゆっくりすっから」
人肌が恋しくなる季節は
恋人たちがたくさん愛を紡ぐ
去年の私たちはこんな事考えもしなかった
何かが狂っていく
確実に
「っ・・!」
これから神楽を 抱く。
今まで散々場数を踏んできた男でも
これほどの背徳と罪悪には恵まれたことがない
愛し合うだけならいい
だけど形にすることは時に残酷だ
「んっ・・・はあ・・」
銀時は薄暗い自分の部屋で
神楽の細く白い身体を組み敷いていた
キスを色々な角度から何度もして
舌を差し込むと案外待っていたように誘ってきた
彼女は大いに期待をしている
神楽の吐息は恐ろしいほど官能的で
それだけで理性が振り切れてしまいそうになる
月明かりとかぶき町のネオンが
銀時と神楽の糸を鮮明にさせる
「んん」
神楽は銀時の様子を
ぼんやりと見つめていた
服を脱がされて
上半身裸になり、これから何をするのかと冷静に考えてみると
「ぎっぎんちゃん・・」
「何?」
「はずかしいアル・・」
「今更?」
「ぁ・・うあ・・」
胸を隠す頼りない腕を少しばかり強引にどけて
銀時はさするように神楽に触れた
触れているとどんどん脳が痺れて
まだあどけない少女を犯すのが自分だと思うと
ひどく興奮した
「あ・・!」
「気持ちいだろ」
「だめ・・だめアル、そんな・・ああ」
「だってほら すっげ乳首立ってる」
胸の突起を口に含んで舐め
舌でうまく転がす
その度に動揺と羞恥の声をあげ
顔を真っ赤にさせる
その声がまた銀時を駆り立てた
ふつふつと沸いてくる欲望を隠しながら
ぴちゃぴちゃと全身を舐めていく
「はあ・・ああ・・うう」
「ここはどうだ」
「あ・・!だめ・・」
下半身を覆う寝着を脱がすと
白く伸びた足が無造作に投げ出され
そっと声をかける
「神楽、足開け」
青い瞳が潤み
顔を手で隠しながら少しずつ足を開いた
銀時はその様子がいじらしくて堪らなくなり
途中から神楽の足をこじ開けた
「いやっ!」
「何が嫌だよ?ん?」
「恥ずかしい・・・はずかしい」
「何、やめて欲しい?」
そう言って神楽の下着を上下になぞると
神楽の吐く息は急に甘いものになった
「んっ・・・あ・・」
「神楽・・めっちゃ湿ってる」
「っ・・!ぎんちゃぁん・・」
胸が張り裂けそうだ
名前を呼ばれるだけなのに
「下着、もう必要ねぇよな」
きゃんきゃんと何か言っているようだったが
遠慮なく下着を脱がしていく
もう抑えられない
「あ・・あう・・ぎんちゃぁ・・」
「指入れるからな。痛かったら言えよ」
「うん・・・」
頭がかっと熱くなるのがよくわかる
神楽のそこは思った以上に綺麗で
早くこの中に入りたい衝動に駆られた
指を一本入れると
思わず溜息をついてしまった
「すっげ・・・締まる」
「うぁあん・・・!」
「痛い?ごめんな?」
「ぎんちゃぁ・・どうしよう・・」
「何が?」
「きもちいよ・・」
潤んだ瞳
赤くほてった身体
表情、声、吐息
ぐちゅぐちゅと厭らしい音を立てて誘ってくる
彼女を俺の
俺だけのものに
できる
今なら
「神楽・・俺もそろそろ」
「え・・?あ・・」
「これだけぐちゅぐちゅだったらきっと大丈夫だろ」
そういえば俺は寝着にも何も着替えていなかった
普段着そのまま
ベルトに手をかけてからは
今までの怪しい瞳はなんだったのか
いきなり余裕がなさそうにわたしを貪ってきた
「はあ・・神楽、俺余裕無いわ。ごめんな」
ごめん
そう何度も言ったあなたは
私に謝っているのではない
自分に謝っているように聞こえた
銀ちゃんもこんな
いやらしいことするんだ
銀ちゃんもこんな
切羽詰まった顔するんだ
銀時は神楽の肩をつかんで
布団に押し付けるようにして
脚の間に身体を滑り込ませた
自分の太ももの上に神楽の脚を乗せると
「神楽・・痛かったら、無理すんなよ。」
「うん・・」
「泣くなって」
精一杯余裕を見せるようにあなたは微笑んで
出来るだけ優しくするから
出来るだけ早く終わらすから
頬と唇にキスをしてそう呟いた
「入れっからな」
「うん・・」
銀時は神楽の身体を倒して
馴らすように性器を擦り付けた
「ぁ、く・・神楽・・」
「んやぁ・・ん」
わたしは終始ぼーっとしていて
だけどあなたがすごく苦しそうな顔をしているのがよくわかった
そしてぷつっと音がしたかと思うと
メリメリと想像を絶する圧迫と痛みで
今までの夢のような出来事が
いきなり現実のものとなって
「うう・・・!!」
「神楽・・ごめん・・っう、はあ、痛いよな・・あと少しだから・・」
締まる、そう苦しそうに呟き
銀時は乱れる呼吸を一生懸命に整えている
でもこの痛みは悲しみを伴う痛みじゃなくて
あなたがくれた甘美な痛みだから
「大丈夫アルっ・・つづけ、て・・」
「そんなっ・・泣き顔で言われても説得力ねぇよ・・」
神楽が一瞬こっちを見てにこっと微笑んで
銀ちゃんもつらいのわかってるから
ゆっくりと入れるつもりが、神楽の不用意な一言で一瞬速度を早めてしまった。
「うっ・・・くう・・」
「・・・神楽、」
「ぜんぶ・・入ったよ、ね?えへへ・・うれし・・」
「バカ・・大丈夫か?やめるか?」
「へーきアル。ぎんちゃ、とは違うネ・・」
「そんな事言ったら激しく動くぞ」
「いいヨ」
「あほか、もっと痛いぞ」
「いいヨ。ぎんちゃ、が気持ちよければ」
「・・バカ・・」
神楽を出来るだけ、気持ちよくしてあげたい気持ちが強い
だけど自分の欲望に勝てない事もよくわかっている
お前があまりにも可愛いことを言うもんだから
少しは勘弁してやってくれよ
すると何を思ったのか
神楽は自分から進んで腰を浮かせ、銀時の快楽を施すよう動いてくる
あまりの急な快感にううっと呻いた
「ぎん、ちゃ、いっぱいきもちよくなって」
「うぐ・・!ばか、そんな事したらおま・・」
「ね、ぎんちゃ、はあ、うっ・・きもちい?」
「はあ、はあ、うっ・・バカっお前・・」
今まで我慢してきた欲望をすべてぶつける事が
多分今までの俺の一番恐れていた事だ
「・・オイ、俺かなり・・ヤバ・・」
「ぎんちゃん・・すき」
「今、言うかよ・・」
「言うアル・・好きだから、んあぁん!ぎんちゃ・・!」
「うっ・・・神楽・・そんなに締め付けんなよ・・っ・・うあっ」
その瞬間頭が真っ白になって
銀時はすぐに神楽の中から引き抜いた
それからあったかい白い液体を、わたしのお腹にいっぱいかけた
「ハア・・うう・・」
銀ちゃんは肩で息を切らしながらわたしに倒れこんで
びくびくと痙攣しながら時間を止めた
それから息をいくらか整えたあと
「ちくしょう・・これじゃまるでソーローじゃねーの」
となにやら呟いていた
わたしはでもこれ以上は限界だったから
ソーローって何?よくわかんないけど
ぎんちゃんを愛してることには変わりはないもん
「・・神楽」
「なにぎんちゃ」
「新八には言うなよ」
「当たり前あるそんな事言ったら万事屋オワリアル」
「いや俺がソーローだったってこと」
「・・そっちかヨ」
「いやソーローじゃないんだけどね?ほんとはね?」
「はいはい銀ちゃんは長老じゃないヨ」
「え?長老どっから出てきた?長老」
わたししか知らないあなたを知ることが出来たような気がして
どんな形でもわたしはとても幸せだった
人は何があっても
どれだけ求めても
完璧にその人の中には入りこめないという事は
自分でもよくわかる
だからこれ以上何も求めるものがないなら
君の傍で眠りたい
07.09.24